京都府和束町Y様邸のスレート屋根塗装工事
京都府和束町Y様邸のスレート屋根塗装工事について紹介します。
- 施工
概要 -
今回は屋根のみの塗装工事です。
周りに茶畑があり荒らす恐れがあったのと、屋根勾配が緩かったのとで、仮設足場はない状態での屋根塗装工事です。
01高圧洗浄
初めの工程として、高圧洗浄機で屋根の水洗いをします。
施工前の写真で見えるスレート屋根に付着した苔や汚れを洗浄します。
苔や汚れがある状態で塗装すると、塗料の密着が悪く塗膜が剥がれてくる恐れがあります。
上記の写真とおり、綺麗に汚れが取れました。
洗浄後に出る苔やゴミが茶畑に散乱しないように、メッシュシートで養生しました。
仮設足場がないので、より注意をしながら工程を進めていきます。
02屋根下塗り
屋根の下塗りをする前に、コーキングをしました。
棟瓦・のし瓦を止めている釘がかなり浮いていたので打ち直し、その上から釘が浮いてこないようにコーキングで固めました。
下塗りマイルドシーラーを浸透させるように塗ります。
スレート屋根の紫外線劣化が多く見られたので、今回は下塗りのマイルドシーラーを2回塗りしています。
03屋根上塗り
上塗りは関西ペイントのアレスクールSiを塗りました。
アレスクールは大きな遮熱効果が得られるハイスペック高日射反射率塗料です。
塗料カラーによっても遮熱効果が変化し、遮熱塗料でも暗い色は熱を吸収します。
対して明るい色は暗い色と比べて熱を反射してくれます。
今回はシルバーホワイト(明るい色)を使用しているので、より遮熱効果があります。
ローラーでは入りにくいところを刷毛で先行塗りしてから、大きい面を塗ります。
上塗り2回目です。
2回塗りすることで塗膜がしっかりと付いて、長い間紫外線劣化を防いでくれます。
何も意識せずに2回塗りをするのではなく、塗布量を考えながら丁寧に塗ることが大切です。
少ない塗布量で2回塗りしても、すぐに紫外線劣化が現れてきます。
04最後に
京都府和束町は昼間は気温が高いですが、朝晩は気温がガクッと下がります。
この時季でも夜露が下りてきて、朝着いて屋根に上がると水浸しになっています。
なので夕方に塗料を塗ったところは、乾燥せずに夜露が下りてしまいます。
そうすると塗料がしっかり密着しなかったり、塗装面の艶ぼけが起こります。
今回は夜露が下りてくることを想定しながら塗装工事を進めました。
また、屋根塗装の際は遮熱効果を求める方が多いと思います。
上記でも書いていますが、遮熱塗料は明るい色を選定されることをオススメします。
(美観のこともありますので、一概には言えませんが・・・)
以上、誠司がご案内しました。