戸建て住宅の状態の悪いモニエル瓦塗り替え・屋根塗装事例【大阪府枚方市】
戸建て住宅の状態の悪いモニエル瓦塗り替え・屋根塗装事例【大阪府枚方市】について紹介します。
- 目次
大阪府枚方市の戸建て住宅、N様邸のモニエル瓦塗り替え(屋根塗装)の様子をご紹介します。
モニエル瓦の塗装前には、特に入念な下地処理が必要です。
これからご紹介する物件は、下の写真で見て取れる様に、数年前に塗装工事を施工する際、下地処理が甘く、残存するスラリー層 (赤茶色) を十分に除去しないまま、その上に塗装 (黄土色) したと思われます。
← 施工前
「施工前」の写真の屋根を、剥離剤を塗布してスクレーパー・ワイヤーブラシを駆使して剥離・・・。
必要に応じて、ディスクサンダーによる研磨も併用しました。
⇪ 高圧水洗を経て、ここまで・・・。
約100m2の屋根の下地処理が、11人工、掛かりました。
ポイントは「密着不十分なスラリー層を全撤去」です。
しかしながら今回は、加えて「密着不十分なスラリー層を全撤去」をする前に、その上の「厄介な旧塗膜を全撤去」する事となりました。
気が遠くなるような、果てしなく地味な作業です。
← シーラー下塗
← 大同マイルドシリコン
いよいよ、シリコン含有率が高く、高性能を謳っている「大同マイルドシリコン」2回塗り。
乾式コンクリート瓦塗料で、有力な「オリエンタル塗料のマイティーシリコン」と開発者が同じ人物なので、ほぼ同じものです。
お値段もソコソコします。
世に出回っているお手頃価格の「・・・・シリコン」とは少し違います。
メーカーはシーラー無し2回塗りでOK!・・・とのことでしたが、大同の技術担当(開発者)と技術論議を重ねた結果、弱溶剤エポキシシーラーを下塗りしてからの、シリコン2回塗りと「独自のより安全な判断」をしました。
いずれにしても、今回の工事のポイントは、「上塗り塗料の良し悪し」よりも「しっかりとした下地調整」です。
これで、この屋根も蘇りました。
・既存塗膜を、剥離剤・スクレーパー・電動ディスクサンダーにて撤去。
・残存スラリー層を、高圧洗浄機150キロ圧+ターボノズルにて撤去。
・2液性弱溶剤シーラー下塗り。
・2液性弱溶剤シリコン上塗り2回。
徹底的な剥離作業と、密着性・耐候性共に最高の施工をさせていただきました。