戸建て住宅モルタル外壁塗装・カラーベスト屋根塗装事例【京都府八幡市】
戸建て住宅モルタル外壁塗装・カラーベスト屋根塗装事例【京都府八幡市】について紹介します。
- 目次
屋根はカラーベストで、表面が脆弱になって少しザラザラした感じでした。
外壁はモルタルに吹付タイル仕上げで900mmピッチに目地があります。
所々にクラックも発生して、表面にチョーキング(白化)現象も診られました。
↑足場設置。
↑高圧水洗。
足場設置の写真を見ると、外周メッシュシートの上部にブルーシートが張っています。
これは屋根の高圧水洗による汚水飛散防止養生の為に張っています。
なので、高圧水洗後はブルーシートのみ撤去します。
外壁、屋根共に丁寧に洗います。
↑高圧水洗終了。脆弱な表面層を除去した状態です。
これで密着良好な素地調整ができました。
↑エポキシシーラー下塗り。
浸透性エポキシシーラーをたっぷりと下塗りしています。
↑タスペーサー挿入。
水切り (鉄部) はエポキシ錆止めを下塗。
カラーベスト (スレート部) はエポキシシーラーを下塗。
屋根材の重なり部分に塗料が詰まると、侵入した雨水が抜けずに屋根裏に漏水する恐れがあります。
それを防ぐために、屋根材の縁切りとして タスペーサーを挿入します。
↑クールタイトSi、1回目。
↑クールタイトSi、2回目。
弊社では、カラーベストを初めて塗装する場合は、費用対効果の観点から、弱溶剤形2液性遮熱シリコン、エスケー化研クールタイトSi (シリコン)をお勧めしています。
既に塗り替え塗膜がある場合は、既存塗膜の状況により水性塗料をお勧めする場合もありますが、屋根はいつも紫外線や風雨に曝されている所なので、より耐候性の良い塗料を使用しています。
予算に余裕がある場合は、より耐候性に優れているクールタイトF(フッソ)をお勧めします。
↑目地コーキング充填。
目地・クラック共にノンブリードウレタンコーキング材を充填しました。
廻りの建物をよく見ると、コーキング処理をした箇所が黒ずんでいるのをよく見かけますが、コーキング材に含まれている汚れ成分がにじみ出て、外気の汚れと混じったものが黒ずみです。
ノンブリード (日本語表示では低汚染) のタイプのコーキング材を使用すると、そういう不快な現象がほとんど無くなります。
弊社では、変成シリコン・ウレタン・アクリルなどのコーキング材を用途に応じて使い分けていますが、取扱っている全てのコーキング材は「ノンブリード」タイプを使用しています。
↑ソフトサーフ下塗り。
エスケー化研 ソフトサーフSGを砂骨ローラーにて厚付け下塗りをしました。
クラック補修でコーキング材を充填すると、その分だけ躯体表面が盛り上がります。
ソフトサーフを厚付けする事でその盛り上がりの違和感を軽減します。
加えて、厚塗りすることで 防水性もより高くなります。
↑プレミアムシリコン上塗り1回目。
↑プレミアムシリコン上塗り2回目。
上塗りは、エスケー化研 プレミアムシリコン2回塗です。
費用対効果の観点から、お勧めの上塗り材です。
私は エスケー化研の回し者ではありませんが、よその言葉を引用しますと、「エスケー化研は、特に外壁用の建築塗材に強く、建築仕上材におけるシェアは国内でトップを誇っている最大手です。」
との事です。・・・今では。
私が家業をやりだして、先代と共に、古くは昭和50年代から。
日本ペイント・関西ペイント・大同塗料・ロックペイント・大日本塗料・近庄化学・菊水化学など用途に応じて使ってきました。
当時、エスケー化研は 四国化研と言う社名でしたが、私の中では「イマイチ」でした。
しかし、20年ほど前からは各メーカー共 使っていくうちに、徐々にエスケー化研のウエイトが高くなりました。
久しぶりに他のメーカーの同等品を使用すると、改めてエスケーのポッテリ樹脂感が感じられ、今は定着しています。
雨樋・雨戸・水切り等は、エスケー化研 プレミアムNADシリコン2回塗をしました。
↑ベランダ床防水
ベランダ床はコンクリートの床で 塗装仕様は以下のようになっています。
・クラック補修。
・目地シール充填。
・カチオンシーラー下塗。
・カナエ化学 ケートップSP中塗2回塗。
・カナエ化学 ケハイボンドトップ 上塗。
写真の都合上、下向き指1本 (シーラー下塗り) を加えますと4回塗になります。
↑ 外構ブロック塀の塗装仕様は、以下のようになっています。
・クラック補修。
・アンダーフィラー下塗。
・エスケー化研 プレミアムシリコン2回塗。
ベランダ波板を新調して、足場解体して、完成です。
有難うございました。