「外壁塗装をしたいなあ」と思って塗装専門店のHPや塗料のカタログなどを見てみると、よく目にするのが「耐候形」という言葉。
聞き慣れない言葉ですが、実はこの耐候形は外壁塗装をする上でとても重要なワードなのです。
そこで、今回は塗料の種類と、耐候形という言葉の基本的な知識についてご紹介します。
「最近家の壁の塗料がはがれて気になるなあ」という方は塗装専門店を探す前に、塗装に関する知識をきちんとつけておきましょう。
○塗料の種類
まずは、主な塗料の種類を3つご紹介します。
・水性塗料
最も扱いやすい塗料といわれており、広く使われています。
塗料の主成分は樹脂や顔料で、これらを水に溶かしたものが水性塗料と呼ばれます。
安全性、多種類、においの少なさ、施工の容易さなどの理由で、DIYをする一般の方に人気です。
・油性塗料
水性塗料に対して、油性塗料は塗料の主成分を油に溶かした塗料で、高い耐久性をもっていることが大きな特徴です。
鼻にツンとくるにおいはありますが、水性塗料より塗りやすく、出来映えが美しく仕上がります。
・木部塗料
名前の通り、木材に塗る際に使われる塗料です。
水性塗料や油性塗料は表面を色でしっかり覆いますが、木部塗料では木材の木目の美しさを残しながら質感のある仕上がりにすることができます。
出来映えの好みによって、ステイン、ニス、ワックスなどをうまく使い分けることができます。
○塗料の耐候形って?
さて、塗装専門店のHPやブログなどでよく見かける耐候形という言葉。
耐候性とは塗料を屋外で使用した際の劣化や変色を起こしにくい性質のことです。
耐候形はJISで定められた塗料の耐候性のランクを示す規格を指します。
耐候形には1種から3種までのランクに分けられており、1種が最も高いランクです。
1種に認められるには保進耐候性試験という試験で、2500時間経過後にツヤの保持率が80%であることが条件となります。
2500時間は約10年ですから、耐候形が1種の塗料は10年つやが保たれるということです。
耐候形が1種の塗料は非常に高性能ということですね。
○まとめ
今回は、主な塗料の種類と耐候形というワードについてお話ししました。
外壁塗装をするなら、外壁にどのような塗料が適していて、どれくらいの耐候形にするのか、塗装専門店を訪ねる前に知っておきたいですよね。
弊社では、外壁塗装に関するご相談をいつでも受け付けております。ぜひお気軽にお立ち寄りください。