「耐候性塗料がいいって聞いたことがあるが、どのような塗料なのか知りたい。」
「塗料を選ぶ際に耐候形の種別に違いがあったが、よくわからない。」
そのようにお考えではありませんか。
業者に外壁の塗装を依頼する際に、価格を抑えようと考えて、性能の悪い塗料を使用してしまう場合があります。しかし、あまりにも性能が悪いと、塗り替え後の短期間で剥がれ落ちたり、ツヤがなくなったりする可能性があります。
このような場合は、お金と時間を費やした意味がなくなってしまいますよね。
また悪徳業者に塗装をお願いした場合でも、知らないうちに性能が悪い塗料を使用されることがあります。
あらかじめ、塗装を依頼される方自身も塗料についての知識を身に付けておく必要があるでしょう。
塗料には耐候形1種・2種・3種という、耐候性の良さがランクによって塗料が識別されていることをご存知でしょうか。
今回は、耐候性塗料についてご説明します。
外壁の塗り替えを考えている方は、以下の内容を参考にしてください。
●そもそも耐候性とは何か?
耐候性とは、塗料やプラスティックといった高分子化合物を原料とした素材を、屋外で使用した際に、時間が経過した後の変色や退色、変形、劣化など、機能性が失いにくい性質のことです。
「候」という字は、外環境を意味します。したがって外壁塗装の場合を考えると、雨や風による自然環境によって、劣化が生じることが少ない塗料であることを示します。
●塗料によって耐候性のランクが異なる!
使用する塗料によって、耐候性のランクが異なります。
耐候性のランクによって、耐候形1種、2種、3種とあり、1種が最高ランクになります。これはJIS(日本工業規格)で定められたランクになります。
ランクの違いは、促進耐候性試験において、塗装後に塗料のツヤが80%の保持率を備え持つ「経過時間の違い」によって定められています。
耐候形1種は2500時間経過後、2種は1200時間経過後、3種は600時間経過後になりますので、違いは非常に大きいことがわかりますね。
また、促進耐候性試験で3000時間以上経過してもツヤの持続率が80%ある塗料を、「高耐候性塗料」と呼びます。
窒素樹脂系塗料や無機塗料がこれに当たり、「特殊塗料」と呼ばれることもあります。
耐候性が高いほど価格は高くなると考えられます。
●最後に
今回は、耐候性塗料についてご説明しました。
外壁塗装の成功は、塗り替え後の機能性の維持によって決まると言っても過言ではありません。
失敗しない外壁塗装を行うためにも、耐候性のある塗料を使用の依頼を検討しましょう。
有限会社京大塗装工芸は、京都を中心とした関西で、外壁塗装を行っています。安心・丁寧・低価格をモットーに、費用に対する効果を満足して頂くため、日々取り組んでいます。
関西地域で外壁の塗り替えを検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。