ネット検索上位業者が「良い塗装業者」とは限らない
2019.12.12
この十数年振り返ると、インターネットの普及で世の中 大変便利になりました。
・・・塗装屋の店主が ネット検索について 色々とつぶやきます。
1. インターネットのおかげ
インターネット普及のおかげで 京都府八幡市で建築塗装業を営んでいる田舎者の私共も、 地元八幡市・京田辺市・枚方市などの 近隣地域以外の、京都府・大阪府・兵庫県・滋賀県・奈良県など 他府県に至る広いエリアから 塗装のご依頼を受ける事ができています。
それまででは考えられなかったエリアの広さに 大きな可能性を感じています。
ただ率直に申し上げますと、まだまだインターネットの検索順位が上位に上がっていない事で、絶対数としては新規のお客様はまだまだ少なく、過去にインターネットを介してお世話になった方からのご紹介を含めたリピーターのお客様と、数十年来のお得意様が大半を占めている状態です。
少ないながらも新規のお客様から見積りをさせていただいた物件は、ありがたい事にその殆んどを受注させていただいています。
そんな中、たくさんの新規のお客様に弊社を見つけてもらうために 一生懸命 検索順位の向上に努めています。
本来なら塗装技術の向上を第一に努力すべきところが、それ以前にインターネット検索の向上に 頭を抱えなければならない事に時代の流れを感じています。
2. ネット検索の上位が良い場合
お客様の品定め手段としてインターネット検索が主流となった今、そこから得ることのできる情報を「対象キーワード毎」に認識を分ける必要があるように思います。
「検索順位が上位に上がる業者の全てが良い業者だとは限らない」と言うことです。
検索順位が上位だから、ひょっとして良い業者なのかな? と思える職種はごく限られているように思います。
それは例えば「ネット検索の順位を上げる為の専門業者」とか「ホームページ制作会社」などです。
要するに、こういった業者は「検索順位を上げてナンボ!」と言った要素の強い業種にもかかわらず、お金を出せば1ページ目上部に表示される仕組みの「広告」に載せている処は「自然検索で上位に挙げる実力がない」と私は考えるので、そんなところに任せるよりも自然検索で上位に上がっている業者の方が良いのではないかと判断します。
又、対象のキーワードが「一定の完成品」とか「旅行ツアー」などの場合は (しっかりと精査する必要はありますが ) 上位検索の中からお得なサービス内容などで選んでも良いのかなと思います。
高い買い物であれば「自動車」「家電製品」などが完成した量販品として挙げられます。
安い買い物であれば「文具品」「玩具」など全て完成品ですし、我々塗装業者が使う「塗料」なども材料としての完成品です。
いわゆるネット通販で買えるものは少しでも条件の良いものを選べば、ほぼ間違いのない買い方だと思います。
3. ネット検索上位の落とし穴
「建設資材」にしても「食材」にしても商品としては完成品であっても、これら「材料」の最終目的は それを使って更に完成品を作ることにあります。
問題は、これら一定の「材料」を使って完成させるような「業者・職種」選びには細心の注意が必要です。
安いところでは、「ラーメン」「うどん」「レストラン」などは「食材」を使って美味しいものを作ります。
でも、インターネット検索で上位だからと言って美味しいとは限りません。
この場合、上位に上がっているのは 美味しいからではなく、検索順位対策が優秀だから上がっているのです。
中には、「口コミ」とかで上がっているとしたら・・(ごめんなさい。その辺に疎いです。)
一度行って美味しくなければ 二度と行かなければ被害も少なくて済みます。
一方、特に慎重に選ぶ必要があるのが、高額な買い物で「材料」を用いて 現場で完成させるような 職種や業者選びです。
ズバリ、「塗装業者」がその代表と言えます。
と言うのも、塗料・シーリング材などは全て容器に入っており、それ自体は完成品であつても その状態ではまだ本来の目的は達成していません。
それら資材の持つ役割通りに上手く組み合わせて、性能を最大限発揮できるように、現場で完成させる事が塗装業者の仕事です。
そう言った「知識と技能がしっかりしていて良心的に施工する業者」であると言う事と、「検索順位が上位にある業者」であると言う事とは又 別物だということです。
検索順位が上がっているのは、塗装が上手だからではなく、検索順位対策が十分されているから上がっているのです。
もう一度言いますと、ペンキ塗りが上手だからネット検索で上位にあるのでは無いと言うことです。
検索順位対策が上手でも、塗装がへたくそな業者は 本末転倒・・・十分注意しましょう。
弊社の事ではありません・・・(^_^;)
4. 塗装業者選びは こうすれば良い
そしたら業者選びはどうすれば良いの?
おおざっぱな言い方になりますが、腕の良い塗装屋さんには「よく喋る人」もいれば「無口な人」もいます。
「無口な人」・・・便宜上、ここでは「宣伝をしない塗装屋さん」と言い換えます。
こういった無口タイプの宣伝をしない塗装店の中で 腕の良い店は、アピールするのが苦手でも黙って良い仕事をしてくれる確率が高そうです。・・・人によりますが・・・
でも、宣伝しなければ いくら良い塗装屋でも「口コミ」以外は見つけることが困難です。
次に、「よく喋る人」・・・便宜上、ここでは「宣伝をする塗装屋さん」と言い換えます。
インターネット上で塗装屋さんを探すのであれば、後者になります。
その際、キーワードの1ページ目だけではなく、何ページか下層ページの業者まで地道に探すべきと思います。
そこで弊社を見つけてくださーい( ^ω^)・・・
そして、数十社の中から気になった業者名をノートなどにチェックして、電話なり、メールなりで問い合わせて「親切・丁寧さ」あたりの感触をつかみます。
そして最終的に3社~4社に絞って、見積り依頼をします。
見積りがおおざっぱで「塗装面積・数量」「仕様」「塗装回数」などが曖昧で「一式」が多い場合は「幾らでも誤魔化しがきく見積り」と言う事で、たとえ値段が安くても「安かろう悪かろう」と除外すべきと思います。
職人曰く「見積りに書いていなくても当たり前なのでちゃんと塗りますよ。」的な言葉はあまり信ぴょう性がありません。
見積りが丁寧なら誰でも一目で判るし、具体的な質問ができる状況にもなります。
・判りやすく説明してくれること。
・値段が良心的なこと。
・実績が豊富そうなこと。
そんな業者を探すのには1ページ目だけではなく下層ページまでしっかりと探しましょう。
※ いっぱい在り過ぎて 塗装業者選びに困ったら「京大塗装工芸」をお薦めします。
( ^ω^)・・・。
何でも1ページ目に出たものに飛びつくのではなく、ニーズに合った調べ方をすることが失敗しないインターネット検索との付き合い方ではないでしょうか。
さぁ! 頑張って1ページ目に上がるようにしなければ( ^ω^)・・・。