親父独り言

昭和製線 (株) 外部改修塗装工事を振り返って

2021.06.09

親父のお仕事

3月31日から着手している昭和製線(株)様の外部改修塗装工事が完了しました。

当初の予定では、塗装作業としては4月5日~5月22日の工程でしたが、例年より梅雨入りが早まった事と諸事情により、6月1日が塗装作業終了日となりました。

息子たちが昭和製線様の塗装ブログを交代で書いてくれていたので、オヤジとしては違う観点で「ブログの締め」として書かせてもらいます。

https://www.u-kyoudai.com/blog/

↑息子たちのブログはこちらからご覧ください。

まず初めに思った事は、大阪府富田林市の企業さんが遠く離れた京都府八幡市の弊社に、運搬諸費などが余分にかかるリスクがあるのにも関わらずご依頼いただいた事に対して、「敬意」と「感謝」と「期待に応える」と言う事でした。

「期待に応える」を胸に、約2か月に亘る大規模改修塗装工事に、60歳を過ぎてもまだまだ現役・・・。てなことで、「避けては通れない地元の仕事」がある時以外は毎日通い続けました。

片道1時間ちょっとの道のりをジャンケンで負けたら運転手というルールの中、私はいざとなればジャンケンが強いので往復通算5~6回しか運転していないように思いますが、キャラバンの後部座席は乗り心地が悪いので、運転しているほうがマシだったかもしれません(^ω^)・・・。

仕事に通い続けて感じたことは、社長をはじめ、工事担当窓口をしてくださった黒田さん、事務所の皆さん、工場の皆さん、全ての人が上から目線ではなく、好意的に接していただいた事です。

本当に気持ちよく仕事をさせてもらいました。

良好な人間関係は本当に大切な事で「仕事をする側」「仕事を依頼する側」双方で良い結果が出る事と改めて感じさせていただきました。

 

仕事の内容としては、・・・

ALC横張の外壁は部分的に劣化が著しく、建物上部の既存塗膜(吹付スキン)が侵食されてALC素地が抉られている状態でした。

この事は足場を掛けて初めて判ったことですが、このまま臭い物に蓋をする様に淡々と予定通りの塗装をするのではなく、「カチオン樹脂モルタル」等で不陸調整をした後、全面を「カチオンシーラー」にて下塗りをしてから、当初の見積り通りの3回塗をしました。

見積りの仕様は「ソフトサーフ厚付下塗+プレミアムシリコン2回塗」です。

なので、カチオンシーラー下塗を含めて全面4回塗となりましたが、後で仕事の不備で後悔したくないので「充実感」をもってさせていただきました。

塩ビ鋼板折板屋根は部分的に腐食があり、塩ビコーティングが風化・摩耗して素地鋼板が錆びている箇所が点在している状態でした。

当初は、塩ビに含有する可塑剤の移行防止を念頭に「ビニタイトプライマー」と言う塩ビ鋼板専用プライマーを下塗りする予定でしたが、ビニタイトプライマーは防錆効果が期待できないので、塩ビの可塑剤を抑制しながら防錆効果が抜群の、溶剤型2液性エポキシ「エスコ」を下塗りする事にしました。

又、本工事期間中に、昭和製線様が屋根専門業者に依頼して、腐食が著しい一部の折板屋根をガルバリウム鋼板にて葺き替えをされました。

本来なら新設のガルバリウム鋼板部分は新品なので塗装の必要がないのですが、色を統一するために敢えて塗装するということなので、その下塗としては「エスコ」ではなくメッキ鋼板への密着性に優れている「エポマリンGX」を下塗りしました。

そして、上塗りは遮熱塗料「アレスクールSi2回塗」をしました。

 

冒頭にも書きましたが今年は例年より梅雨入りが早かった事、加えて見積り以外の工程を施工した事もあり工期が予定より少し長引きました。

そんな中、焦らず最後まで良い仕事を心掛けた事で、な・な・なんと「感謝状」をいただきました(^ω^)。

こんな事は思ってもみなかった事でした。

「一生懸命にやり遂げた事」そして「それを労っていただいた事」・・・

一生忘れることのない仕事となりました。

昭和製線の社長をはじめ皆様方、ありがとうございました。

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