既存外壁はスタッコ仕様で、屋根は(通商)カラーベストです。
ベランダは大小4つも有って、FRPです。
世間には 塗替えの必要性がある家が沢山ある中、よりによって こんなに綺麗な家を塗装なんて・・・
築10年節目と言う事で、外壁塗装・屋根塗装・その他の付帯塗装工事をさせていただきました。
外壁はスタッコ = 厚付け砂状吹付けです。
下塗りには 透湿性・通気性重視のエスケー化研の「アンダーサーフDS」を使用しました。
当ホームページ内 「たかがペンキ塗り・されどペンキ塗り!」の中で、要注意事項として書いている事ですが、めったな事は無いのか?・・・有るのか?
一般的によく使われる 微弾性サーフェーサー は防水性重視で、透湿性・通気性はあまり期待できません。
と言う事は スタッコの様な塗材内に空気がいっぱい含んでいる上に透湿性・通気性が期待出来ないサーフェーサーで覆ってしまうと、経時で空気の伸縮・膨張で改修した塗膜の浮に繋がるものと思っています。
メーカーでは「アンダーサーフDS」の用途として、弾性スタッコ・ベルアート等としていますが、理論上 弾性に限らず 塗材の中が中空状態であれば、経年で発生するであろう クラックから入る湿った空気の膨張による塗膜の膨れなども考えられます。
なので、ここは お客様に より安全を買っていただくために ○○の一つ覚えのような 「ソフトサーフGS」 ではなく、透湿性・通気性重視の 「アンダーサーフDS」 を使用しました。
O様邸に使用した主な材料を紹介します。
どうですか?
施工前の無難な色合いに合わせて塗替えるのではなく、遊び心いっぱいの「バイオレット艶消し」です。
奥様が選ばれました。。
以前に、外壁を「真っ黒の艶消し」で塗らせていただいた時と同じで、色の好みの違いはあっても、この方も 個性豊かに表現されていると感じました。
御主人は私よりも年輩の方なのですが、「奥様の遊び心を容認できる キャパの広い方だなぁ」 と感じました。
毎度おなじみですが、水切り鉄板部には「エポキシ錆止め塗料下塗り」
カラーベストには「エポキシシーラー下塗り」をしました。
弊社では屋根塗装の場合、せっかく塗り替えるのであれば 遮熱塗装をお勧めしています。
遮熱塗装をする事で 施工金額が大幅にアップするのかと言いますと、私共では 材料代アップ分だけ頂いております。
そして、屋根に関しては、初めての塗り替えの場合や、旧塗膜がしっかりしている場合は 水性タイプの塗料ではなく、弱溶剤タイプのものをお勧めしています。
・・・理由は、シリコンでも フッソでも 水性よりも弱溶剤タイプの方が、密着性が良いからです。
勿論、シーラーも 2液性エポキシシーラーです。
外壁は 横降りの雨・一方向からの風・移動する太陽光線を受けますが、屋根は ほぼ全ての雨・風・太陽光線を受け続けます。
しかも、可哀そうな事に、一番上に在る為に その壮絶な痛みを 主(あるじ)になかなか気づいてもらえません。
と言う事で、私は、屋根には塗装のチャンスが来た時には、出来るだけ贅沢をしてもらいたいと思っています。
弊社は大阪府枚方市、京都府八幡市等 を中心に所要時間約80分圏内で外壁 塗装・屋根塗装サービスをご提供して おります!