塗り替えワンポイントメモ

塗り替えワンポイントメモ

30年もつ塗装???

2011.09.12

塗装の知識

本日、以前に外壁塗装・屋根塗装の 見積りをさせていただいた方から、『 見積金額は一番安くて、お宅に決めかけていたのですが、値段が高くても 30年の耐久性がある塗装をする業者に依頼することにしましたので、せっかく見積っていただいたのですが、お断りします。』 と言う内容の丁寧なお断りの電話が有りました。

『良い仕事』を安く!・・・が弊社の努力目標です。

手を抜いてまで安くする事は お客様のご希望でない限り 絶対にしませんし、このお客様についても、弊社の『5年保証』に基づいた丁寧な見積りを提出させていただきました。

この際ですから、弊社の5年保証の根拠をご説明いたします。

・メーカーからの保証を取ったとしても、最長5年です。
・メーカーの耐候形1種の判断基準も、5年経時で塗膜表面の光沢率が80%を保持している事です。
( 光沢率が80%を下回ったからと言って塗替え時期だ、という事では全くありません。まだまだ大丈夫です。)

以上の様な、メーカーが或る意味、お墨付きを出しているレベルを保証しましょう。
と言う事です。
しかし、このレベルをあなどっているわけではありません。
たかが5年!されど5年!だと思っています。
いい加減な下地処理や、塗布量のごまかしでは、5年間のキープは無理だと思っています。
逆に、しっかりとした下地処理と 適切な工法によって『5年はおろか、10年以上は当り前!』とも思っています。

 

30年の耐久性?耐候性?・・・・・・・・・。

我が家は、私が8歳ぐらいの時に建った家で、現在52歳―8歳=築44年です。
私が、22歳 ( 弊社に就職1年目 ) の時に、私自ら塗装をしたので、52歳―22歳=30年前と言う事になります。

30年間 もっていると言えば・・・チョーキングの粉は出ているけれど もっています。・・・でも、これをもっているとはあまり偉そうに言いたくありません。

ちなみに、弊社屋は平成6年に新築したもので、現在 平成23年―平成6年=17年経過していますが、アクリル単層微弾性吹付け塗装と言う耐候形3種の安物の塗装ですが、下地処理をしっかりしている為、未だ健在です。(チョーキングの白粉は出ています。)

17年間もっていると言えば・・・もっています。・・・でも、これをもっているとは言えば、何でも有りです。
このまま放っておけば 、多分、私が死ぬまで 『大丈夫』・・・でしょう。

話を元に戻しますが、『30年の耐候性』だとか『半永久』を謳っていると聴いて、私としては異常を感じたので調べてみると、この業者は、世間の悪評が非常に多くて、社名変更をしている業者みたいです。

社名変更することで、個々の保証内容15年は無効になっているのかもしれません。・・・よくわかりませんが・・・
営業システムにも、悪徳業者特有の流れを感じます。

そんなこんなで、『・・・・・・・に騙された』と言うキーワードで検索してみてください。
そして、膨大な書き込みが、嘘か誠か、ご自身で判断して下さい。
その事のみを、丁寧な口調でお断りの電話をいただいた「この方」にお伝えしました。

騙されてほしくなかったからです。

 

数日後の追記・・・。
数日後 、『この方』 から 改めてご注文をいただきました。・・・ありがたい事です。
お話によると、その他の業者の見積金額とも相当の差があったようです。

しかしながら、世間には、弊社よりも安い設定の業者は必ず有ると思っています。
問題は、総合的な費用対効果という点で、どの業者にも負けないように努力をする事です。
適切な下地処理 ・ ベストマッチの塗材 ・ 適正な塗布量 ・ 安定した技能 ・ 良心的な金額 ・ 安心できる気配り等、あらゆる努力を続けていきたいと思っています。

 

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