塗り替えワンポイントメモ

京都府八幡市T様邸の塗装工事が順調に進んでいます!

2020.09.12

2020年

こんにちは、勇司です!

 

京都府八幡市T様邸の塗装工事も終盤に差し掛かっています!

今日はまず屋根塗装の上塗り2回目が完了しました。

上塗り2回目完了

屋根を塗装する際に気をつけなければいけない事の1つに、『屋根材の重なり部分の縁切りがしっかりできているか』があります。

これはどういう事かというと、屋根材で一般的によく使用されている『カラーベスト』は、雨水が中に入り込まないように下の屋根材と重ねるようにして屋根を葺いていきます。そしてその重なり部分は少しの隙間が空いており、水が中に入ったとしてもその隙間から水が抜けていくような構造になっています。

これが経年劣化により屋根材が反ってしまって、水が抜けるための隙間が閉じてしまったり、塗装する際に塗料が入り込んで隙間が埋まってしまうなどの原因で、中に入った水が抜けずに溜まっていってそれが漏水につながるケースがあります。

それを防ぐために『縁切り』という作業がとても大切になってきます!

今回のT様邸でも太陽がよく当たる面の屋根材の隙間がほとんど閉じてしまっている状態でした。

そこで縁切りに使用する縁切り材が『タスペーサー』というものです!

タスペーサーは隙間が閉じてしまっている部分に挿入する事で、水が流れ落ちる隙間を確保してくれる優れものです!

タスペーサー挿入

これで縁切りがしっかり出来ました!

屋根の塗装をする時には、隙間に塗料を詰めないように塗ることを注意して塗装しています。

上塗り2回目

しっかりと塗布量も意識して塗装しています!

 

屋根塗装以外にも付帯塗装をしました。

まずは外壁の周囲に付いている幕板塗装の様子です。幕板塗装

職長が丁寧に仕事していました。笑

 

また今回シャッターケースも塗装するのですが、T様邸のシャッターケースは『塩ビ被覆鋼板』が使用されていて、これは金属板の劣化を防ぐために塩ビ素材のシートでカバーしているものです。

これを塗装する場合は、塩ビ素材用の下塗りを塗る必要があります。塩ビシートには可塑剤というものが含まれており、専用の下塗り材を使用せずに塗装してしまうと、いつまでたっても表面がベタベタしてしまい、汚れが付着しやすくなったり剥離の原因になってしまいます。

塩ビ被覆鋼板かどうかを見分けるのはなかなか難しいので、塗装業者でもそれに気づかずにそのまま塗装してしまうケースが多いみたいです。

 

ですので、塩ビシートの可塑剤を止めるために専用の下塗り材を下塗りしました!

シャッターケース下塗り

 

シャッターケース以外の玄関庇等も塩ビ被覆鋼板だったのでそちらも同様に下塗りしています!

玄関庇下塗り

 

これで上塗り塗料を塗っても可塑剤の影響が出る心配はありませんので、次回からはどんどん上塗り塗装をしていきます!

 

以上、勇司でした!

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