車中一泊、犬に咬まれて、渋滞して、嫁はんに感謝。
2012.05.06
5月4日から5日の事です。
5月4日は、一連のKN建設様下請けの無溶剤エポキシ床塗装を 夕方に終えて、私一人で兵庫県上郡町の親戚の家の下見に行きました。
地元業者から採った3つの見積りは 私からすれば どれも的を得ておらず、肝心な下地補修を軽視した、それでいて塗装単価の高い見積でした。
「田舎ではこんな単価 通用するのか!」
と 都会に挟まれて凌ぎを削っている 田舎者の私には 『俺に任せんかい!・・・』 てな事で、
外部リフォームの下見を兼ねて、現在緊急性の高いと思われる箇所の目地・クラック補修も施工する予定で向かいました。
京都府八幡市の自宅から 兵庫県上郡町の目的地までは約150km、カーナビでの所要時間は約2時間半ですが、ゴールデンウイークの早朝の西向きは かなりの渋滞が予想できたので 夜10時頃の出発として、現地近くのコンビニの駐車場で車中一泊する事にしました。
久しぶりのキャンピングベッドとシュラフの出番でした。
そして、朝から 夕方暗くなるまで たっぷりとシーリング作業をしようと思って頑張っていたのですが、ここで飼っているラブラドールの雑種の犬が、コーキングのカートリッジを 何本も噛みクチャにしているのを見つけました。
普段は愛想の良い犬なので 何のためらいもなく 犬が咥えているカートリッジを取り上げようとしたら、
ガブッと一咬みされてしまいました。
かなりの衝撃でした。
直ぐに傷口の周りを圧迫して 血を絞り出して水洗いをしながら 更に血を絞り出して、消毒して、救急絆創膏を貼って、軍手を包帯代わりにしながら仕事を続行していました。
遠い彼の地まで来て 作業を始めて1時間少しで中断できない思いと、土曜日・ゴールデンウイーク・病院休み・・・
などの事から 坦々と作業をしているうちに、だんだんと熱っぽくなってきました。
何時から帰ってもスンナリとは帰れない事を考慮して、途中で熱が激しくなる事の不安があったので、予定変更 午後4時に帰路につく事にしました。
帰る途中、「犬に咬まれて 手が痛くてコーキングガン握りにくいので 予定より早く帰るわー。」
と家に電話をした処、嫁はんが気を利かして、地元の救急病院に連絡をしてくれて、救急対応として処置をしてくれる手配をしてくれました。
事が起こってからの 自分のとるべき行動の判断が難しくて 不安を抱えていた気持ちが、一気に 『助かった!』 と言う気持ちになりました。
熱っぽいながらも、4時間半かけて 無事 病院に着いて、自分では 到底根性が出ないほど傷口をほじくって消毒をしてもらって、破傷風予防の注射 ・ 抗生物質の点滴 ・ 抗生物質内服薬 と あきらめていた 『先進国の治療』 を受けることが出来ました。
『 持つべきものは 気の利いた嫁はん 』 と いつもは 『 ボーっ 』 と している嫁はんの判断に感謝してます。
それにしても「救急車で搬送されなくても 救急病院では救急処置をしてくれる」と言うことを改めて認識しました。