今は試練の時。
2013.01.25
以前のブログにも書いたことですが、予定していた大口の仕事が延期になったので 現在 『超スローペース』 で仕事をしています。
地元八幡市で 古くからお付き合いしている方の 気心に甘えて、ずーっとほったらかしにしていた 『いつでもええから、暇なときにやっといてやー。』 の仕事を 感謝の思いを いーっぱい 込めて させていただいています。
・・・『利益度返し 感謝祭』 てな感じです。
正月明けから施工させていただいている宇治市のN様邸は 両隣との隙間が狭く、足場組・外壁目地シーリング・外壁塗装共、予想以上に手間が掛かりました。
外壁目地コーキング・外壁塗装に関して、一切の妥協のない 『良い仕事』 をさせてもらったと自負しております。
ところが 残念ながら、同時進行で施工させていただいた 「屋上FRP防水」 の関連で、お施主様の満足が得られない結果を今現在も残しています。
N様邸屋上防水の施工は 私が以前から頼りにしている 『拘りの防水職人の親方』 にしてもらったのですが、相変らず妥協のない防水施工をしてくれていました。
具体的には
①アルミの笠木を 取り外しにくい箇所も含めて、その下のジョイント金物もすべて取り外した上で 一連のFRP防水を施して笠木を元に戻す。
②屋上周囲の手すり設置のためのコンクリート土台を 一旦除去して、その下を 一連のFRP防水を施してコンクリート土台を元に戻す。
③私が うっかりしていて見積もりに入れ忘れた、エラスタイト目地撤去・処理後の 『脱気筒』 設置。
④FRP樹脂の標準塗布量(2.5kg×50m2≒125kg)では足りないという事で、追加注文をして結果的に150kgを塗布。
⑤中塗り終了後のしっかりとしたバリ取り研磨・脱脂作業。
私の請負金額を承知の上で、それにはこだわりなく 本人の気が済むまでの 『良い仕事』 をしてくれました。
しかしながら、
①アルミの笠木を 元に戻そうとしたら、元々キチキチだったので、防水層の厚みがついている分 余計にはめ難く、アルミ笠木直角コーナーの溶接が外れてしまって、そこにコーキングをしたのはよいのだけれど、テープ養生をしないで フリーハンドの見てくれの悪いコーキング処理だった事。
加えて、笠木をしっかりと はめ込めていなかったことで、お施主様に不安を持たれた事。
②アルミの笠木を一時撤去するためには まず足場倒壊防止のために 笠木をサンドイッチして固定している 『壁繋ぎ』 を一旦外さなければならないのですが、事を終えて元に戻す際、カバーしていたクッションが 少しずれていた事で 笠木に擦り傷が付いてしまった事。
③屋上周囲のコンクリート土台を一旦除去する際、劣化により割れてしまったコンクリート台を新調しようとした結果、用意したコンクリート升の微妙な寸法違いの影響で、床と土台底辺とに微妙な隙間が空いてしまって、見た目が不安定な座りになってしまった事。
④トップコートに含有している 『ワックス成分』 が 雨水乾燥後の表面に露出してきて 白華現象・硬化不良と誤解を持たれている事。
→ これは 表面ワックス成分が溶け出しているとの事で、 経時で自然消滅するので、問題はないとの事。
以上の事は、『妥協のない防水改修』 の難しさを示唆している事柄だと 痛感しています。
下請の親方は 現在 『・・・・・病』 で入院中。
明日 お施主様のご不満な点について、対応しに行きます。
今は試練の時。
仕事は徐々に入りつつあります。
けれど 未だ 2月は空白があります。
この際、焦らずボチボチ仕事が入ってくることを期待しています。