親父独り言

信頼性の高い塗装工事

2023.04.09

親父のお仕事

こんにちは・・・昭和34年生まれのオヤジです。

昭和の昔からすれば、今は塗料の性能も随分と良くなりました。

ふっ素塗料・無機複合塗料・光触媒コーティングなど・・・。

40年ほど前は ふっ素塗料と言うと超特殊な塗料で「あるのは知ってるけど、家の塗り替えでどこに使うのかわからない???」てな感じでした。

それが今では、ごく普通に「高級塗料」として存在しています。

種類も豊富でそれぞれのカタログにうんちくを誇示している内容もそれなりの効果があるのだろうと思います。

そんな中、塗装工事をお考えの際に是非留意していただきたいのは

上塗塗料の品質だけにとらわれずに、先ず 家の外壁、屋根、隅々の現状を把握することが大切です。

耐候性の良い塗料で塗装すれば「良い塗装をした」と必ずしも言えるものではなく、躯体との密着性や 躯体の性質によっていくら良い塗料でもそれを選択しない方が良いケースなどもあります。

サイディングの外壁の場合、ほとんどの場合は目地シーリングの打替えが必要だろうし、難付着性ボードの場合の対応や、脆弱すぎるボードへの対応など、下地調整に留意すべき点があります。

モルタルの外壁ではクラック補修を軽視せずに入念に補修しなければ、経年でクラックが出てきて雨水が浸み込んで塗膜を膨らせることにもつながります。

スタッコや搔き落しの外壁では透湿性を考慮した仕様にする事が、塗膜剥離のリスクを抑えられます。

又、建物に「軒」が有るか無いかによっても微妙に下塗材の選択肢を変えた方が良い場合もあります。

 

建物の塗装工事は、その躯体の状態に応じて最適な仕様があり、又 避けた方が良いケースなどもあります。

闇雲に営業トークを鵜呑みにしないで、判らないことが有れば 納得がいくまで業者に説明を求めることが後悔しない工事に繋がる事と思っています。

ブログをもっと見る

上に戻る