只今 工場床 無溶剤エポキシ塗装中
2013.05.09
真冬でも なかなか風邪をひかない私ですが、ゴールデンウイークに入った頃から 不覚にも風邪をひいてしまいました。
『職人たちに風邪をうつしてはいけない!』
と言うわけでもありませんが、連休中は 弊社職人2人+応援4人組+応援2人組とで 創新工業(株)様の巣本店外部塗装に行き、私は1人で地元のこまごまとした仕事を マスクをしながらマイペースで熟しました。
連休明けからは 創新工業(株)様巣本店外部塗装の残りは 応援さん達に任せて、(株)モリシタ様京都工場の 数ある作業場の一室 『440m2』 の床塗装に入っています。
↑ この工事の為に とうとう購入したライナックス研削機で 埃を立てずに力強く床研磨していきます。
目地部分はエポキシ樹脂モルタル充填。
↑ エポキシ樹脂モルタル充填部分に エポキシパテを目止め扱き。
2液性エポキシプライマーを全面下塗。
左の写真は 『無溶剤エポキシ タイル#70』 に 『8号硅砂』 と 『タレ防止剤』 を混入した塗料で 床の凹部に扱き塗しているところです。
これで0.6kg/m2の塗布量です。
本日はここまで・・・。
明日から2日間かけて、440m2の床を 10m2毎の44スパンに割って 1.5kg/m2流し展べの予定です。
この手の床塗装は 一つ一つ根拠のある丁寧な工程が必要です。
写真にいちいち撮っていませんが、例えば
・ライナックス研磨後の掃き掃除。
・スクレーパーによる細部ケレン・掃き掃除。
・プライマー乾燥後のペーパー研磨・掃き掃除。
・コテ扱き塗装乾燥後の 再度ペーパー研磨。
・ピンホールの点検 ⇒ マーキング ⇒ 速乾パテ充填 など・・・。
強靭な塗膜を形成するのは その塗料が持っている性能ですが、密着性を高め、塗料の性能を十分発揮させる為の工程の選択は 『知識』 であり、より綺麗な塗膜に仕上げるのは 私たち職人の 『良心』 と 『技能』 です。