塗り替えワンポイントメモ

大阪府富田林市の工場折板屋根塗装の様子です!

2021.04.27

2021年

こんにちは、勇司です!

 

最近、日差しが強くなってきて、もう日焼けして顔が黒くなってきています。笑

まだ4月でこの暑さだと、これから来る夏のことを考えただけでゾッとしてしまいます、、、。

 

さて、本日で2棟ある工場の内の1棟の折板屋根の上塗り塗装(仕上げ)までが完了しました!

屋根塗装

 

今回の屋根塗装で使用した塗料は、まず下塗り材は、関西ペイントの『ESCO』という浸透形エポキシ樹脂系錆止め塗料を。上塗り材は、同じく関西ペイントの『アレスクール1液Si』という屋根用遮熱塗料を使用しています。

 

通常、折板屋根に使用する下塗り材は、弱溶剤の錆止め塗料でも問題ないのですが、今回の折板屋根は、塩ビ鋼板が使用されており、塩ビ素材に含まれる可塑剤が悪さをしてブリードと呼ばれる現象(新たに塗り替えた塗膜がいつまで経ってもベタベタして汚れが付着しやすい状態)が起きてきます。

この塩ビ鋼板の見分けは中々分かりにくいのですが、表面にうっすら柄が付いているものが多いです。

塩ビの可塑剤を抑えるための専用プライマー (ビニタイトプライマー等) でブリードするのを防ぐ方法が一般的な下塗工程なのですが、経年劣化が著しい今回のケースでは塩ビコーティングが劣化して鋼鈑素地が露出している箇所も多々あり、加えて  そこから錆びが発生している箇所があるなど、防錆効果が期待できない塩ビ鋼板専用プライマーでは対応しきれない状態でした。

そこで、塗料メーカーと相談して出た結論が、強溶剤2液性エポキシの錆止め塗料を全体に下塗りするということでした!

そうすることで、錆びを抑制し、なおかつ可塑剤も抑えられてブリードも起きないはずであると・・・。

少し心配だったので、実際にブリードしないか塗装したところを指圧して指紋汚れが付着しないか確認してみました。笑

指圧して、、

指を離す!

ブリード特有のベタベタ感もなく、指紋汚れの付着もありませんでした!

これで、心置きなく全体を塗装していけました!

 

錆止め下塗り完了

 

上塗りで使用している『アレスクールS i』は屋根用遮熱塗料で、日射反射率の高い塗料です。

それに加えて色を白系にしているので、より高い遮熱効果が期待できます!

上塗り

塗る前と塗った後では、表面の熱さが全く違ってきます!

遮熱塗料を塗る前は、火傷しそうな熱さなのに対し、遮熱塗料を塗った後は、冷んやりしています。

サーモカメラで対比を撮影したものがあるので、また後ほどアップします!

 

以上、勇司でした!

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